木製の不用品は薪ストーブで燃やして処分することが可能かについて
薪ストーブで使用する薪は購入すると高いこともあり、木製の不用品があればそれを燃やすことが出来ると一石二鳥と考えるのではないでしょうか。
しかし木製だからといって薪ストーブで不用品を燃やすと、予期せぬトラブルに繋がることもあり最悪の場合薪ストーブ自体が壊れてしまうという事態にもなりかねないので気を付けなくてはなりません。
薪ストーブは急激な温度変化に弱いので使用可能な温度も当然決まっており、急激な温度変化や高温での使用となれば本体が壊れたり中のパーツの破損につながります。
細かく分解したら問題ないと考えてしまいがちですが、ペンキや接着剤などの化学物質が付いていたり鍵を始めとした金具が付いた状態のものは燃やすことができないので気を付けましょう。
そもそも薪ストーブは完全に乾燥した薪を使うことを前提としているものであり、家屋への影響や設備周辺への影響を及ぼさない施工を条件として、焼却を合法としている設備であり不用品が木製で燃やせるからと言って燃やしても良いかというとグレーゾーンとなっています。
天然木で出来た不用品なら問題はない場合でも、塗料が付いていたり接着剤の有無によって問題になる可能性もあるので悩んだ際には薪ストーブで不用品は燃やさないようにするべきです。
薪ストーブなら木製のものは簡単に燃やすことが出来て、処分する手間や費用も不要になるのでお得と考えてしまいがちですが、それが原因となって薪ストーブ自体が壊れてしまったり、近隣住民とのトラブルに発展してしまうとなれば、大きなマイナスになってしまうので避けるべきと言えます。

あらゆる手間やトラブルの可能性を考えるのであれば、薪ストーブで木製の不用品を燃やすことは止めるべきではないでしょうか。